新婚・子育て世代のライフプラン




人生100年時代、家族の夢を叶えるために人生設計と目標を達成するためのお金の戦略を立てましょう。
人生(LIFE)の中には働く、生活、家族、子育て、友達、遊び、お金などがあります。
仕事での成功が人生の成功、幸せかどうかわかりません。仕事の成功によって、家族や子育てを失敗している人が多くいます。家族のために夜遅くまで仕事をがんばり、休みも返上して仕事や接待ゴルフで身も心も休まる間もない。なのに、家族の心が離れていく。子どもが離れていく。
夫婦喧嘩では「あなたは仕事ばかりで私や子どもを見ていない!」「俺は毎日遅くまで、頭を下げながら、お前たちのために働いているんだ!」と…
何を間違ってしまったのか…
「ワークライフバランス」を大切にしなければならない時代になりました。終身雇用も年功序列もすでに過去のことばです。
100人には100通りのライフデザイン・ライフスタイルがあるように、それぞれ家族形態や生活スタイルを持ち、夢や将来に向けた目標を持って暮らしています。老後が30年以上も続くこれからの時代、使うことも貯めることも設計図が必要です。
みなさまのお話を聞きながら、一緒に考え、願いをかなえることが、ライフキャリアアドバイザーの役割です。
スティーブ・ジョブズの「最後の言葉」(一部抜粋)
「仕事をのぞくと、喜びが少ない人生だった。
人生の終わりには、富など、私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない。
(中略)
私が勝ち得た富は、(私が死ぬ時に)
一緒に持っていけるものではない。
私が持っていける物は、愛情にあふれた思い出だけだ。
(中略)
あなたの家族のために愛情を大切にしてください。
あなたのパートーナーのために、あなたの友人のために。」
人生に必要な3大資金
こんなにお金がかかります!子どもを持つ予定がない家庭では、教育資金の準備が不要ですが、将来の介護費用などを考えると、老後資金は多めに準備しておきたいところ。マイホームを購入しなければ、高額な住宅資金は要りませんが、老後の家賃分を見据えての老後資金準備が重要です。
だから、未来を考えて、今から「お金の勉強」を一緒にしましょう!
教育資金
子どもが学齢期を迎えて社会人になるまでに、必要となる教育費を準備するのが教育資金プランです。大学や専門学校などに通う子どもの割合が約 8割の現在では、大学まで通わせることを前提としたプラン作りが望まれます。子どもが2人以上いれば、人数分のプランが必要です。
養育費・・・1,600万円
教育費(大学まで全て公立)・・・1,000万円
教育費(大学まで全て私立)・・・2,400万円
合計・・・2,600~4,000万円(1人)
※各種機関の数値参照
住宅資金
マイホームの購入を希望するなら、自己資金の準備計画や住宅ローンの借入れ計画が必要。ライフプランや自己資金の準備具合、金利の動向などを踏まえ、購入時期を検討しましょう。購入した後も、住宅ローンの繰上返済を行い、完済時期の前倒しや、返済額の圧縮をすることが可能です。
住宅ローンは金額が大きく、期間が長いものです。金利の違いで、支払い総額が大きく変わってきます。
元金3,000万円の全期間金利固定35年ローンの場合
金利1.5%…91,860円(月支払額)3,858万円(総支払額)
金利3.0%…115,470円(月支払額)4,849万円(総支払額)
金利1.5%の違いで約1,000万円の違い。
老後資金
公的年金ではまかないきれない老後の生活費を準備するのが老後資金プランです。毎年、誕生月に届く「ねんきん定期便 」などで、将来もらえる年金額をイメージしながら、不足する分の準備方法を検討しましょう。早いうちからしっかりと計画して、準備したい資 金といえます。
平均的世帯の老後生活費26.5万円
65歳~90歳の25年間
26.5万円×12ヶ月×25年=7,950万円
年金で補える金額
平均的年金額20.3万円/月
20.3万円×12ヶ月×25年=6,090万円
1,860万円不足!!!
※出典 厚生労働省「平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況 総務省「家庭調査報告2017」


